2010.1.16.パル佐野

「まぁこんなものは食わせのテクのほんの一端に過ぎないですがね」
信じられない言葉が男爵の口から吐き出された。神の奥儀に思えたナノピッチシェイクが、神技のほんの一端に過ぎないとは。

「前回、鬼釣りしていたのはこういうやり方です」。そう言って男爵は解説を始めた。何でも、ダウンショットのシンカーをワームの所まで跳ね上げて、また落として、ケンダマでもするように動かしたという。「まぁ、シンカーを食うことも多いんですけどね」。
強風でヒサシの椅子が吹き飛ばされ、水没。トモが釣り上げる。 椅子を乾かしながら釣りをする。そして乾いた頃にまた水没。 日が翳ってくると超寒い。日陰では短時間しか釣りができない。

このように、神技は実在したのである。これはダウンショットでのテクニックだが、一端と言っている以上、ダウンショットではもちろんのこと、テキサスやハードルアーにおいても、同様の神技があるのは間違いあるまい。ダウンショットの神技振りからみて、どれも恐るべきレベルではないだろうか。

こういう神技は一朝一夕に身に付けられるものではない。男爵は血のにじむような努力の塊なのだ。
僕らも神に倣って、日々精進をする必要がある。ほんのわずかなことにも注意を払い、ルアー操作なども、「これはどうか」「こう動かしたら、どう違うの」といった試行錯誤を、もっと色々とやってみるべきだろう。その際、最初からすべてのルアーについて取り組む必要はない。得意なルアーから始めていけばいい。

パルではこんな魚も釣れた。誰だ、違法放流したのは?
僕もスピナーベイトから始めてみよう。ブレードの使い分け、泳層、スピードなど、今まで以上にこだわってみるつもりだ。男爵という素晴らしい講師がいるのは幸運である。

以前、車の運転テクニックのビデオで、元レーシングドライバー黒沢元治についてこう言っていた。

ひたすら走り続けることによって、その地位を築き上げた男。
我々がより高いドライビングを目指す時、常にその目標になってくれる男。
それが黒沢元治、通称ガンさんだ。

僕もそれに倣って男爵を讃えよう。

ひたすら釣り続けることによって、その地位を築き上げた男。
我々がより高いバッシングを目指す時、常にその目標になってくれる男。
それがnnn男爵、悪辣な貴族だ。

僕らもより高みを目指そう!
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