バイクが呼ぶ霊
これは、学生時代にあった体験です。
当時僕は茨城の実家から大学へ通っていました。

僕の実家の前は、結構車の往来が激しい所で、直線が長く、その先にS字コーナーが続く道路なので、昔から事故が頻繁に起こっていました。しかも殆どが夜中の事故でした。
確か大学3年の夏だったと思います。僕はいつものようにバイトを終え、0:00位に帰宅し、風呂に入って深夜番組を見ながらビールを飲んでいました。
この頃は、結構頻繁に金縛りに遭ったり、いきなりステレオが鳴り出したりする現象がおきていて、何となく、「今日あたり来そうだなぁ」と思いつつ、疲れていたのでテレビを消しベットに入りました。
ウトウトしかけた時、急に耳鳴りが聞こえてきました。
「うわぁ…やっぱり来ちゃったなぁ」
(実は僕の場合、必ず金縛りに遭う前に強烈な耳鳴りが聞こえてくるんです。)
耳鳴りは徐々に頭の中で大きくなり割れんばかりの音となります。
そしてその耳鳴りが聞こえなくなった瞬間「ガッ」という音と共に体が動かなくなりました。
(この金縛りの時って不思議なんですが、目を閉じているのに周りの景色が見えるのは僕だけでしょうか?僕の場合、ハッキリとは見えないんですが、白く霞んだ感じで見えます。)
すると、この時期頻繁に出没するうるさいバイクの爆音が聞こえてきました。
「でも、今日は一台だなぁ」
と思っていると、ベランダの方に何か嫌ぁな気配を感じ、ベランダの方に意識を集中すると、なんと窓を叩く音が聞こえました。
そして、ガラガラっと窓が開き、カーテンがフワッと動きました。
その時「まずい」と思い、いつもの様に守護霊に助けを求めました。
(僕はいつも金縛りに遭うと、守護霊に助けを求めています。)

しかし、その気配はだんだん自分に近づいてくるのです。
ゆっくり、ゆっくりと。
やがて、その気配は僕の寝ているベッドのすぐ横まで…。

そして、いつもならけたたましい爆音を吐き出しながら走り去っていくバイクがなぜか家の前でずっと爆音を鳴らし続けています。しかも1台だけ…。
爆音が更に激しくなった時、僕の横にいる何者かが僕の体をゆすって起こそうとするのです。
そして爆音の中に誰かが泣いているような声…。
僕は本当に恐くなり、いつもより更に強く守護霊に助けを求めました。
すると突然「パキーン」という音がしたと同時に金縛りが解けました。
僕は数分放心状態となった後、我に返り「そうだ!とりあえず窓をしめなくちゃ」と思い、カーテンを開けてみると、窓は鍵が掛かったままでした。唖然とした僕は、とりあえず麦茶を飲もうと1階に降りてみると父親がまだ起きていたので、
「今バイクがうるさくなかった?」
と聞くと、
「バイク? 今日はまだきてないなぁ」
と親父…。僕は、「もしかしたら、バイクで事故ったヤツの霊なのか?」と思い、次の日の朝、兄貴に前の道路でバイクで事故った人がいないか聞いた。
(幸い兄貴は高校時代田舎の高校生にありがちなヤンキーだった為、そういった方面には顔が利いていたのだ)
すると、
「去年の夏にお前がちょうど沖縄に行っている時に、後輩の友人が2ケツでバイクで事故って、そこの橋にぶつかって(20m位先に用水路に掛かった橋がある)2人死んだんだよ! ケツに乗っていたのはちょうど背格好がお前くらいだったみたいよ!」
と……。
僕は恐くなり、毎日、水とたばこを1本 橋のたもとに置く事にしました。
この現象は、水と煙草を置き始めてから4日目でなくなりましたが1ヶ月置き続けました。
しかし、この現象とは別に金縛りに遭ったり、突然ステレオやテレビがついたりという現象は旅行に行ったりした時に現在でも続いています…。

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