宇都宮ビジネスホテル |
つい先日の出来事だ。 僕は仕事で宇都宮へ出張していた。 営業廻りを終え、夜遅くホテルに戻ってきた。 かなり疲れていたのでベッドに横になると、そのまま眠ってしまっていた。 …夢を見ていた… 腕から血が滲み出てくる夢…。血は米粒大にプッ…プッ…と出てくる…。 何か不思議な気持ちで目が覚めた…。 だが体が動かない。…金縛りだ…。 それも、どんどんひどくなっていく。まるで全身がつってしまったかのように痛みはじめた。 (うぅっ、や…やばいっ!) 強烈な痛み。体を動かすどころか声を出すこともできない。 歯を食いしばるギリギリ…ギリギリという音が自分でもわかる。 そのうち、足元に人の気配を感じた。 見ると、子供のような小さな人影があった。 やがて人影はスーッと歩き始め、クローゼットの中に消えて行った…。 人影は確かに消えたのだが、気配は残っている…。 目の前に、もやのように…何かいる感じだ…。
すべてが夢だったのかと、ふと腕を見ると血が流れていた…。 右腕に針を刺したような傷が残っていた…。
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